とびっきりの夢をみせて

星の数ほどいるアイドルの中で @rue_kinarahi

KinKi Kidsに救われた受験期の話

「どうしてKinKiなの?」「また何でそっちに行った?」

 

友達に「KinKi Kidsが好き」と言うとよく返ってくる言葉です。年が20も離れてるので当然かもしれません。特に私の世代は嵐から入ってジャニーズに興味持って若いグループのファンになる、っていうパターンが多いのでそれを逆流していった私はなかなか少数派という自覚はあります。

 

「どっちが好きなの?堂本くん?」とかも実際に言われます。「いや2人とも堂本!」って返すたびにそうだよね、2人とも堂本さんなんだわ…運命…設定盛りすぎ…って感動に打ち震えるのでオールオッケーなんですけど。

 

それで、最初のような質問をされたときは、とりあえず「曲がいいんだよねー」とか言って流してます。というかどうしてKinKi Kidsが好きなのかって自分の家族にすら話したことないな…

 

何というか、きんきって独特じゃないですか、ジャニーズの中でも。笑顔で歌うのはレアだし、曲もバラード多めで何なら明るい曲すら心中ソングになっちゃうし!(褒めてます)だからよく知らない人からすれば不思議なんだろうなって思います。知ればこんなに魅力いっぱいなのにね!!!でもそれを語り始めるとこうやってブログになってしまうくらい長いので話せないんですよね、いっつももどかしく思います。

 

「曲がいい」っていうのは別に本当のことで、私は「愛のかたまり」を歌うKinKi Kidsを好きになったんです。そのとき、V6きっかけで嵐より年上のグループに興味を持って初めてKinKi Kidsをちゃんと観ました。(それまでは嵐以外は全部飛ばしてました。なんてもったいない!)

 

それが作詞・堂本剛、作曲・堂本光一だったんですよ!

 

しかも衣装がピンクで!顔の良さに気づいちゃったんですよ!

 

「当時高1だった私を容赦なく沼に蹴り落としたのはピンクの衣装着て愛かたを歌うKinKi Kidsだった」ということだけ鮮明に覚えててもはや何の歌番組だったかは覚えてないです!

 

スマホという文明の利器でKinKi担の先輩方のブログやTwitterを漁り、気づいたら沼の底にいました。もともと二宮さんのヲタクやってるので今思えばKinKi 担になる素質はあった。

 

自分は完全にKinKi Kidsが嵐と同じくらい好きになったんだ、と認めたのと同じ頃、私は大学受験に向けて塾に通いだしました。(やっと本題!)その頃はまだ周りもそんなに本気じゃなくて、私も第一志望ははっきり決めていなかったから割とのほほんとしていた記憶があります。

 

そんな状況も高2の夏あたりから一転していって。夏休みは毎日6時間以上は勉強しなきゃいけない、苦手は潰しておかないといけない、「しなきゃいけない」にどうしようもない息苦しさを感じてやることは山積しているのに勉強が手につかない日が続いて、そんなときにKinKi Kidsは何よりの癒しでした。

 

夏は歌番組が多くて本当に助かりました。「薔薇と太陽」のシャルドネチャンスとか超楽しくて勉強の合間に何度も観ましたもん。

 

そして何よりもブンブブーンは神!30分だから勉強の合間に観ても罪悪感はないし、きんきの2人のゆるい空気感のおかげで☺️って感じで何も考えずにいられる30分間が当時の私にとってどれほどありがたかったか…

ちなみに今でも私はきんきを見てるときには基本的に☺️の表情でいます。年下から見ても2人はかわいいよ〜☺️普段は剛さんと光一さんって呼んでるけど、たまにつよしくん、こうちゃんって呼んじゃうときある。なのにかっこいいときはバチバチにかっこいいのずるい!ずるい男たちだよ!そんでかわいい、かっこいいだけじゃないところも好きだよ!

 

はい、そんなこんなで夏が終わると、ツアーが始まりました。それのレポを読んでは私もKinKiのコンサート行きたい!って思いながら勉強頑張った!上手く行ったり行かなかったりの毎日だったけれど、この頃にはもう絶対に行きたい大学がはっきりしていたのでモチベも上がって、何とか頑張ってました。

 

冬はコンサートのタイトルに急にYouが登場したことに動揺したKinKi担による大喜利大会が始まり、さいっこうに笑わせてもらいました。

私がKinKi Kidsを好きな大きな理由の1つにKinKi担の方々が好きっていうのがあって。大喜利だけじゃなくて、本人たちの代わりに新曲の宣伝したり、俳句詠んだり…面白い人が多いジャニヲタの中でもひときわ面白いし、こう言っちゃなんですけど変わってる方が多いですよね!!(失礼)本人たちが変わってるから応援してる方も、ね?(全力土下座)

私のことなんて視界に入れなくていいからお互いを見てて、それが最高のファンサだから!っていうスタンスの人が多いし自担にマウント取られて喜ぶし…「友達でもないし時間をすごく共にしたわけでもない」ただのヲタクである幸せを私も全力で享受してます。地球サンキューだよ。

あとあと、KinKi担の皆様は新規にめちゃめちゃ優しい!!私は当時Twitterやってなかったけど、新規ファンに優しいし、全力で沼に引きずり込んで手厚くもてなす、みたいな姿勢を側から見ていて感動したし、安心して沼に飛び込めました!本当にありがとうございます!大好きです!

 

 

それでまたまた脱線しちゃいましたけど、紅白とかSONGSもあって、充実した年でした。沼落ちしてすぐこれだったの新規としてすごく恵まれてましたよね…

 

ここで高2の2月の日記が残ってたので一部抜粋しますね…

 

「辛い。勉強が辛い。勉強が嫌いなわけじゃない。勉強できない自分が嫌い。毎日毎日不安でいっぱい。………今の支えはKinKi Kids。辛いと思えるときはまだ全然大丈夫だもんね。多少無理したって頑張らなきゃ。笑って二人のコンサートに行けるように、二人に恥じない私でいたい。……」

 

割と病んでるし、なんか勝手に背負ってるし。めっちゃ面白いな。私はもともと能天気野郎なのに受験期はひたすらこういうテンションだったんですよね。たぶん沼落ちと受験期の始まりが被ってるのは偶然じゃなくて、KinKiさんは二人ともプロ意識は高いのに押し付けがましくはなくて、バラエティでは割と自然体で無理矢理盛り上げたりとかもないから当時癒しを求めていた私にとって本当に救いだったし、二人の姿を見て自分も頑張ろうと自然に思える存在だったのだと思います。

 

そして高3。高2のときから既にあんな暗めだったからいよいよ受験生になってそれがさらに加速していきました!塾は志望大学別のクラスになってライバルの優秀さを思い知らされ、しかも周りも一斉に本気になりだす時期だから判定が一気に二段階下がって!!模試の科目も増えるし!!数学国語英語世界史地理!センターはこれにプラス理科基礎!!親には志望校のランクを下げろと言われて、でもどうしても変えたくなくて、高3の春とかはメンタルズタボロでしたね。

 

しかし!KinKi Kids20周年!嬉しい情報がたくさん!私はイベントも行けないし番組もリアタイできないけど、不思議と辛い😭って感情はあまりなくて、ハッピーなお祝いムードが勉強のいい息抜きになりました。ネイルを赤と青のKinKiカラーにする、そんなささやかなことでお祝いに参加した気分を味わってた幸せなヲタクです…

 

さすがに剛さんの耳のことがあったときは、何もできない自分の無力さに涙が止まらなかったけれど、「心配すぎて勉強に集中できない」なんて剛さんを言い訳にすることだけはしたくなかったから必死に勉強しました。

 

夏が勝負だというのは受験生の共通認識で、ここで成績を上げなければという焦りは常にあって。毎日冷房の効いた自習室で勉強した結果夏風邪をひき、35度を超える気温の日でも震えが止まらずに長袖長ズボンで過ごす日々でしたが、ネイルの赤と青が目に入るたびに自然と気持ちは上向きになりました。チョロいな自分!こういうときはほんとにジャニヲタで良かったなって思う。

 

未満都市の最初の1時間をどうしてもリアタイしたくってその日のノルマを放送開始までに必死に終わらせたり、ラジオを聴きながら勉強したり(デビュー記念日に生放送で日付が変わるときに流した曲が「おっぱいがいっぱい」だったアラフォー二人組!勉強してるこっちの身になってよね!最高だわ!)、きんきの夜会の時間に合わせて帰るために授業後も自習室で勉強したり、あの夏の私の原動力は間違いなくKinKi Kidsでした。

 

 

夏が終わって、返ってきた模試の結果はA判定でした。夏前Dから夏後Aだったんです。開いた瞬間に号泣。受験生になって流した初めての嬉し涙でした。

 

ジワジワと残り時間が少なくなっていく中、一度はA判だった模試の成績はまた下がっていきました。模試なんて得意な範囲が出るかそうじゃないかで判定なんてコロコロ変わるし、大切なのは判定じゃない、自分に今何が足りていないのか見極めることだ!って言うよね〜!でも1番分かりやすい結果だからさ、気にするよそりゃね!

 

もうね、模試だらけの時期は本当に辛くて。二週連続で土日が潰れるたりするし。受けたその日のうちに自己採して解説読んで復習するじゃん。自分には足りてないものがあまりに多すぎて、でも時間はないし、焦りと不安で毎日泣いてました。

 

忘れもしないのはセンター模試の日で、朝から夕方まで拘束されるんですけど、本当に全然できなくてすっごい落ち込んでたんですよ。おまけに終わって外に出たら台風かなんかが近づいてて駅まで歩く間にびっしょびしょに濡れちゃって。本当に気分が落ち込んでこのまま世界滅びてしまえっていう危険な思想を抱きながら(自分が消えてしまいたいとか思わないあたり性格が出てる)電車に乗ってスマホ開いたらKinKi Kids ドリフェスの文字!

きんきちゃんは雨男だもんね〜☺️しょうがないね〜ドリフェス楽しんでね〜☺️

って一気にハッピー!な気分になりました。もはや自分で自分が怖いレベル。アホなヲタクで良かった!

 

この頃の自分は情緒不安定が過ぎたので、こうやって何とか保ってました。成績も上がったり下がったりでジェットコースター・ロマンス。成績は〜ジェットコースター♪

 

 

さすがに冬以降は基本的には曲を聴くぐらいでしたね。スマホは一回触ると手放せなくなっちゃうから電源切ってました。勉強しながらよくKinKi聴いてたんですけど、全然応援ソングじゃない曲とかの方が気が紛れて良かったです。でもそれこそジェロマはどうしてもペン持ってると体が反応しちゃうので勉強中には不向き。

 

冬休みは自習室を抜け出して本屋さんで雑誌をチラ見して半泣きになったりはしてました(不審者)。本当に毎日気持ちが張り詰めていて、妹がジャニショでKinKiの写真買ってきてくれたやつを見て号泣できるし、私自分ではメンタル強い方だと思ってたのでびっくりしましたね。家族の前でも必死に強がってて、逃げ場がジャニーズしかない状態だったのに、二宮さんが司会の紅白もリアタイしないで自習室にいたし、お正月も塾だったし、そりゃそうなるよね。

 

でも世の中の受験生はみんなそうやって何かしらを我慢して頑張るわけだから当然のことではあるし、むしろ私なんて勉強量はライバルに比べれば全然足りてなかったんだって振り返れば思えます。

 

さあ、そしてあっという間にセンター試験!結論から言うと、大失敗でした!センターって残酷で、できたできなかったは自分ですぐ分かってしまうので、2日目家に着いた瞬間に大号泣でした。ほぼ全ての科目で過去最低点を叩きだしまして、さすがにその日は立ち直れなくてジャニーズの動画みまくって寝ました。

 

しかしながら落ち込んでいる暇などないので、塾の先生に励まされてサクッと回復し、気を取り直して二次の勉強!第二志望以下の入試も入ってくるので体調面も精神面もしっかり管理しながらの戦いです。(もはやKinKiもジャニーズも関係なくなっててごめんなさい)

もうここからは一瞬です!いよいよ二次試験!私は最後の最後まで悪あがきするタイプだったので本番前日の夜ギリギリまで用語の確認をして、不思議と何だか安らかな気分で嵐の「Hero」ときんきの「フラワー」を聴いて眠りました。(また違う機会に「気分別!受験生にすすめたい嵐とKinKi Kidsソング」とかのブログ書きたい)

 

本番でも、これは受験体験記ではないので書きませんがいろいろありまして。でも、今日1点でも多く取るためにいろいろ犠牲にして頑張ってきたんだ、と考えると万感の思いでした。そして終わった後はこれからはゆっくりテレビ観ていいんだ、スマホもいじれる!って感動したんですけど、しばらく経つと逆に受験生じゃないときの自分は暇なとき何してたんだってくらいやることなくなりましたね。ひたすら家にいて溜まった録画を消化していた思い出…

 

 

 

 

 

こうして私の受験生活は幕を閉じました。

残念ながら結果は不合格でした。まじでしばらくは毎日泣いてたし、なんなら未だに引きずってます。けれどどうしても行きたい大学があって、その目標に向かって頑張った数年間はキラキラと輝いていて今の私にとってかけがえのない財産です。辛かったときにKinKi Kidsにたくさんたくさん救われました。本音を言えば、「KinKi Kidsのおかげで勉強頑張れて合格できた話」というタイトルでブログが書きたかったよぅ!!!でも「KinKi Kidsのおかげで勉強頑張れた」までは本当なので、感謝しています。ありがとうKinKi Kids!!これからもよろしくお願いします!!

 

 

 

 

さて、何とか書きたいことはだいたい書けた気がします。ここまで読んでくださる方なんているんですかね…?5000字超えたし、なんなら途中からKinKi Kids関係なくなってしまって本当に申し訳ないです!!!

なんでこんな一年以上前の話を今さら書いたかって言うとですね、

 

受験終わって、やっとコンサート行けるー!って思ったらなかった時の悲しみね…なので現場デビューが遅くなってしまいました。こればっかりは仕方ないのかもしれないけど…でもKinKi Kidsのコンサート行きたい…

ま、それはとりあえず置いておいて、今回ついにSHOCKに行けることになって、もう楽しみで楽しみでしょうがなくて!きんきへの愛を叫びたくなったんです!その末にブログ書いたらこんな重くなっちゃって自分でもびっくりしてます。タイトルが悪かったんですかね?でもきんきと受験は私の中では切り離して語れないので〜。サブタイトルは「単純なヲタクで良かった♪」くらいのつもりで書いたんですけど。

 

ってか今気づいたんですけどこういう話を聞いてくれる友達がいないのが問題なんですかね、もしかして。吐き出さずに積もらせるからこんなことになるのか!

でも高校にも大学にもリアルではどこにもきんきの話できる人いないんですもん(泣)私の周りにいないだけだと思うんですけど。今まではTwitterでほかのKinKi担の方の呟きに心の中で共感してそれで満足してました…それがダメなのか…(先週Twitterをインストールした女)

 

ということで以上、「KinKi Kidsに救われた受験期の話〜こんなアホなヲタクと話してくださる優しい方募集中☆〜」でした!(ちがう)