とびっきりの夢をみせて

星の数ほどいるアイドルの中で @rue_kinarahi

初SHOCK感想

行ってきました、初のEndless SHOCK!!人生初の遠征がSHOCKってあまりにも贅沢!もう2ヶ月も前!言語化するのに時間掛かっちゃいました。とにかく幸せな時間だったのでその感想を残しておきますが、例のごとく記憶が飛んでいます。半分くらいは観劇直後、残りは今日FNSで気持ちが溢れて書き殴ったんですけど、まぁ覚えてないです。ふわっとしてるんでふわっと読んでください。でもネタバレはするので、まっさらな状態で今年のSHOCKに臨みたいわ!という方は読まないでくださいね!

 

まず圧倒されたのはオーケストラ!自分自身が音楽を齧っていたこともあって、その贅沢さに感動しました。音の厚み…!いやぁ、さすがSHOCKだわ…こだわりがすごい…と思っていたのも束の間、座長が登場。いろいろあってきんきの現場には行ったことがないので、これが初の生で見る光一さんです。絶対泣くと思っていたのに、意外と涙が出てこない。なんというか、現実感がなさすぎたんですね。とにかく神々しかったのと、「光一」よりも「コウイチ」でいる時間の方が長いわけじゃないですか、当然ながら。だから生で堂本光一さんを見ているという実感が湧かなかったのかもしれません。家に帰って母に「どうだった?!」と聞かれて「人間じゃなかった」と答えた私をどうか許してほしい。だって凄まじすぎて人間に見えなかった。観劇中、これをどう表現すれば良いのだろう、と考えた結果「」という言葉が浮かんだの、あまりにもひどいと自分でも思いますがすごくしっくりきたんですよね!!鬼のような美しさでした。めっちゃ飛ぶし!ふぉへ〜飛んでるぅ〜!!ええ〜今度は踊ってる〜!階段落ちした〜!っていう目まぐるしさで深く考える余裕もなく、やっぱりこれは複数回観劇しなければちゃんとした感想は書けません…あらすじも知っていたし、曲も何度も聴いたことはあったので答え合わせをするみたいなつもりで行ったのですが、やっぱり舞台は生で観るのが1番だなと身に染みて感じました。答え合わせも何も解いていった問題が違ってた!ページ数間違えてたわ〜。ってくらい想像を超えてくる、期待以上でした。とにかく本当にコウイチは何もかもが狂気みたいに美しかったです。

何があってもショーを続ける、たとえ自分が刺されても続ける、というもはやプロ意識を通り越して取り憑かれているかのような天才の狂気と、ライバルであるユウマの人間らしい苦悩の対比が非常に明確ですが、私としてはコウイチに1ミリも共感できずユウマに同情すら覚えました。ってかたぶん皆そうですよね?だって才能でも敵わない、片思いしてる女の子もコウイチに夢中、でもコウイチが言ってるのは確かに正論だし…っていう憧れと嫉妬と憎しみで揺れ動くユウマは「単なる悪役」ではない。でもショーで使う小道具の刀を真剣に差し替えるのは良くないよユウマ🥺ユウマ、ダメ!!やめて!って完全にユウマの母人格が現れましたね。コウイチも煽ってる場合か、死ぬぞ!!いや死ぬぞ!と至極真っ当に心の中で突っ込みをいれながらも「来るぞ、階段落ちが来るぞ…」とドキドキ。殺陣も本当に目まぐるしくて迫力があるし、演者の目が真剣にギラリと輝くのが良かった。そこにさらに階段落ちって。まじでEndlessなSHOCKでした。…知能は梅田に置いてきたんだよ!!いやぁ、本当になぜあの階段から落ちる演出を入れようと思ったのか。そりゃジャニーさんも心配しちゃうよ。普通に高い!痛そう!堂本光一やばいな…(知ってた)

絶望して死ねー!というセリフでお馴染みの劇中劇ではコウイチの迫力がすごすぎて、うっかりあのシーンでセリフ飛ばしちゃったエピソードなんて思い出していた私の馬鹿!ユウマの震える後悔でいっぱいの凍りついた表情も印象的でした。こころらへんのシーンがあることで物語に深みが加わっている気がしました。演劇素人の戯言ですが。

復活後(え、復活?キリストなんか?やっぱり光一さん人間ではない…?天から舞い降りし精霊…?と思った人はぜひ劇場に観に行ってね!)なんかよく覚えてないんですけどどちゃくそイケメンなダンスありましたよね。色気すごくてかっこよかったのは覚えてるんだけど…うーん、記憶が…脳内に高画質のレコーダー欲しい。潔く次に行きましょう。

コウイチの最後のショーだ、と再び心を一つにして踊り狂うカンパニー。「夜の海」で命を削るように踊るコウイチも花びらが舞う中横たわるコウイチもあまりに美しくて鳥肌が立ちました。周りの客席からはすすり泣く声も聞こえてきましたが、私は呆然。コウイチを演じる光一さんも命を削りながらステージに立っていることを改めて思い知らされました。

 

俺たちはひとつ苦しめば 

ひとつ表現が見つかる 

ひとつ傷つけば 

またひとつ表現が作れる

ボロボロになる その分だけ輝けるんだぞ

 

もう光一さんだけじゃなくて全てのアイドルのことを思いました。好きな人たちには苦しんだり傷付いたりしてほしくはないよ…コウイチの苦しみをエンターテインメントに還元するという生き様が、ジャニーズのアイドルとして第一線で20年以上活躍を続ける中で光一さんそのもので、でも光一さんは人間なんだよ、人間に見えないけど人間なんだよ😭と私は思ってしまいますね。特に今回はジャニーさんが亡くなった後ということで、よりいろいろと考えてしまいました。光一さんのジャニーズとしてのプライドが詰まったミュージカル、「ジャニーズのくせに」、「たかがジャニーズ」と言う人を黙らせるクオリティ、常に進化を続けるための努力…光一さんのその気位の高さが好きです。光一さんのこういうところを人は王子と呼ぶんだぜ。本人は初老だ、初老だって言ってましたけど今までもこれからも私が王子と呼ぶのは堂本光一だけです。

あとはドリボの数週間後に観劇したので、その違いが感じとれて非常に興味深かったですね。無意識にキラキラが溢れてしまう演者たちのフレッシュな勢いがあったドリボと、削れた命のカケラが儚く輝く熟練のSHOCK、みんな違ってみんないいって私の中の金子みすゞさんも言っています。ドリボも光一さんが脚本や演出に手を加えたことで話題になりましたが、その光一さんがライフワークとしているSHOCKを観られたことが嬉しかったです。

そして今回はるばる大阪まで行ったのは、きっとこのキャストでのSHOCKは最後なのだろうな、という予感がしたから。そう、松松が観たかった!だって私大宮&きんき担だよ、松松が嫌いなわけないじゃん。もうね、如恵留さんもそうだけど、指先まで神経が行き届いていて、体幹はしっかりしてるし舞う姿が美しい。めちゃめちゃ踊りこんだなってことが伝わって何年も積み重ねたその努力にただただ感動した。あとは松松は表情がとにかく素敵です。曲、場面ごとの演技が好き。勝手に親みたいな気持ちになった。初観劇のくせに。岸くんはきんき担にとって初孫みたいなところあるってよく言いますけど、松松見てるときんき担の私と二宮担の私とハイハイ担の私の人格がぶつかりあってよく分からない気持ちになります。とりあえずまつくの顔が好き。顔が好きっていうのは普段はもちろん歌ったり演じたりしてるときの顔も好きって意味です。そしてげんげんはガチで付き合いたいタイプです。本音のJr.大賞やったら付き合いたいジャニーズJr.に松田元太って書く。とにかく彼らの未来に幸あれって思っています、いや誰目線だよって感じですが。トラジャ担でもないしSHOCKも今回が初めてだったのにすっごい寂しいよー!!!

 

さて、なんとか記憶を絞りだしてはみましたが、絞りたてのオレンジジュースのようなフレッシュさはなく、そもそも絞ったオレンジが2ヶ月前に収穫したものだったんでこんな仕上がりになってしまいました。今回の観劇を通じて自分のジャニオタとしての経験値が上がった気がするし、機会があれば今度は帝劇で新しいカンパニーにお目にかかりたいものです!